百百葉箱
牛乳パック
紙でできている上,防水の加工がされている牛乳パックは,身近にある,便利に使える工作アイテムです。
ほぐして使う
牛乳パックは一度のりの部分をはがして,広げて1枚の紙にしておくこともできます。
展開すると底の部分や頭の部分は三角形が主にできています。中央の部分は縦19.3cm横7cmの長方形が4つと,のりしろが1cm有ります。
寸法
牛乳は1ℓで売っています。牛乳パックは7cm×7cmの底面積49㎠で高さは19.3cmなので945.7mℓしかありません。頭の三角の部分に入れてもギリギリです。牛乳は注ぐときにちゃぽっとしないようにくうきをいれておくようにしているそうです。
牛乳パックは紙でできているので膨らむため内容量を満たしているのです。
D:JWW/牛乳パック/展開図
上の図は以前に作ったもので,見やすくしてありますが,上や下の三角が多かったり,寸法が大ざっぱだったりします。
正確に作ったjwwの製図をのせておきます。
ビルができる
裏返しにしてボンドをつけて組み立てるとビルができます。
家ができる
ビルの上の方だけ作ると家ができます。
正八面体
頭の方だけ対象に折り込むと正八面体ができます。すべての辺の長さを同じにするとできます。
サイコロ
ビルを切りだすとサイコロを作ることもできます。
そのまま切る
広告が気にならなければ,そのまま切りだすことができます。
立方体
立方体の器
牛乳パックの太さできればサイコロの形になります。
この器は防水加工で底面積が約50平方cmですから使い道があると思います
チリトリ
残りを成形するとチリトリを作ることができます。
直方体も作れます。
そこと蓋を取って裏返すと防水の外壁ができます。これで,百葉箱を作ります。
小さい百葉箱
主になる容器の部分です。Arduinoの大きさに合わせ天井をくりぬいて,液晶とボタンが見えるようにします。
蛇腹の外壁(本物は17,8枚の蛇腹が有りますが,3,4枚しか張れませんでした。)とArduinoを入れたところです。上部はふたにして開閉できるようにしました。
壁枠
牛乳パックの中央部から7X19.3の2枚続きをとり,裏返してボンドで接着します。
14cmの長さで切断します。これが蛇腹の1枚になります。これを8X3+5枚用意します。
本当に良いものを作ろうとするとのりしろの部分を使って折り返し防水を強化できますが,牛乳パック１つに1枚しかできません。簡易的なものであれば2枚できます。(29)
蛇腹を付ける枠を作ります。中央部分を表と表を貼り合わせると1枚の両面白の防水の紙ができます。
L字型にして,2枚用意します。接着剤が乾くと形が安定します。
貼り合わせると正方形の筒(正確には正四角柱)ができます。
これを35mmの厚さで切断します。(4)
蛇腹
そのうちの一つの枠に蛇腹を作った時に余った部分を5mm幅にカットして先に斜めの加工をして14本用意します。15mm間隔に30度の角度で枠の両側に貼っていきます。
蛇腹は6枚貼るといっぱいになってしまいますが,上部はさみしい感じがします。3つの壁はできましたが,ここから修正していきます。
蛇腹の1枚を半分にもう一枚を2.5cmと4.5cmに切って等間隔で上部に貼っていきます。9枚の蛇腹がはれて半分の蛇腹が残ります。残った蛇腹は23mmX3に切って,3つの壁の最上部に貼ります。
3.5cmX3.5cmX19.3cmの柱を8本作ります。3枚の壁を支える柱と空中に押し上げる足にもなります。(8)
扉と屋根
柱の4本は3枚の壁を支えます、そのうち,2本は14cmの長さにして南側の壁の両側に取り付けます。そして,東西の壁を取り付け北側に19.3cmの柱を取り付けます。北側には余っている14cmX14cmX3.5cmの枠を下に付けます写真の扉を取り付けた所です。北側の壁の上部は3.5cmX14.5cmを4枚貼り付けます。枠のところに7cmX14cmの扉を付けます。右側は蛇腹になっていませんが左の扉には蛇腹があります。これは扉に5cmX1.5cmの3方に切り込みを入れ下の部分に山折りの傷を付けて後ろに曲げて作ります。
屋根は取り外しができるようにしました。
屋根をとって中を見たところです。(4)
14cmX14cmで床はすのこになっています。
東北南から見たところです。
分解
分解したところです足の部分には柱の中にジョイントを付けてあります。(1)
かんぬきと中
かんぬきを付けて扉が閉まるようにしました。牛乳パックとボンドのみ使用するということで,この方法にしました。
100均の人形を入れてみました。床の強度が弱いようです。
牛乳パックは49本使ったことになります。( )内は牛乳パックの個数です。
タングラム
旅館等にある木でできたパズルです。このページの形をプリントアウトして,牛乳パックに張り付けてカットすると結構遊ぶことができます。
紙だけだと薄すぎてうまく遊べません。段ボールもいいのですが,牛乳パックはとても手軽です。
寸法が決まったら木で作ることも良いと思います。
答え合わせ
少し小さめに答えを載せておきます。
どこまでが許される範囲かわかりません,各パーツの形や寸法も載せていいものでしょうか？
