電子ブロックmini
ミニ部品
ミニ付属品
ミニにできること
電子ブロックmini

5×5の25マスの ステージで25個のブロックを使って回路を組み立てます。50種類の実験ができます。2011年発売です。
せまいステージでブロックも少ないので実験の種類は限られます。それでもかなりのことができます。
2つのTRと2つのダイオードがあるので半導体の数はEX150と同じです。LEDも半導体と数えると1.5倍です。
夢中になって遊びました。電子回路はよく知っていたはずなのに実際に回路を組み立てて,抵抗やコンデンサの数値を変えて変化を楽しむことができます。
使っているうちにもっといろいろな実験はできないもいのかと思いました。本にはずっと昔に,大きいステージで多くの部品を使ったEX150があったことが紹介されていました。インターネットで調べてみてもすべて売り切れ,販売終了でした。
電子ブロックmini部品

miniを2台購入してブロックは50個になりました。しかしステージはせまく,EX-150にしかない部品もあります。
miniに付属のブロック

半導体は6個とEXシリーズより多いのですが抵抗やコンデンサは少なくなっています。特にリード部品は足りません。
LEDには電流制限用の抵抗が付いているので安心です。
miniの付属部品

リード線赤・黒とイヤホン及びマイクカバーという集音器が付属します。
miniにはないブロック

miniにないブロックは,ほとんど配線ブロックとメーター用の抵抗です。なんとか作ることができそうです。しかし,他の物はなんとかできてもトランスは難しそうです。
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EX本体を買う→電子ブロックへ進む
miniでできること
mini実験00確かめ
半導体のテスト

半導体のテストを行う回路です。ダーリントン直接接続でABを指で触れると赤いLEDが点灯します。
一挙に5つの半導体をテストできます。
中央のTRはEXシリーズのTRもそのまま差し替えて検査できるようになっています。
うまくいかない場合はダイオードを配線に替えると改善されます。
mini回路
miniブロック電池(電源)表示
線をきれいに書き直したいと思います。

赤と白の電源の線を引いたところはっきりきれいにはできませんでした。
電気の通り道を理解するには大切なものなのできれいに仕上げたいものです。
どこに電池がつながっているのか分かりやすくなるように,本体に電池と配線の図を書き入れました。本当は配線が複雑になっていますが,分かりやすいように描きました。
すぐ上にスイッチが有るので何とか表現できると良いのですが,今のところアイデアが浮かびません。
配線の図が見えると実感がわきます。
mini実験01回路・電流(電気の流れ道)
電池の(+)と(ー)にLEDをつなぐと光ると思います。
電池の(+)と(ー)にLEDをつなぐと光ると思います。
miniブロック写真



miniにあるブロックだけで作る電気の流れ回路です。スイッチを入れるとLEDが点きます。見えにくいのですが電源スイッチがOFF,ONになっているのがわかると思います。
電気(電流)は電池の(+)極から出て(-)極に入るように流れます。
(+)は「赤」,(-)は「黒」または「白」等で表されることが多いです。
miniブロック図

配線用ブロックがたくさんあればより分かりやすいブロックの並べ方ができます。ブロック図で表すとわかりやすくなります。
(JW使用)

電子ブロックの中で電流が流れる様子です。ブロックの中にも電流が流れます。
間違えmini回路図

これは失敗作。電池にLEDをつないだ回路図です。こんな回路を考える人がいますが,残念ながら不正解です。
スイッチを入れた瞬間にLEDは明るく光り,そして,すぐに消えてしまいます。何故でしょう?。
*回路図では電池が形と図で変わります。


電流は電源(電池)の(+)から(-)に向かって導線の中を流れます。左右どちらもイメージです。
この回路では抵抗が有りませんダイオードやLEDが順方向の場合は抵抗はほとんど無いので電流は とても多く流れます。
電流に弱いLEDですので,多く流れる電流で焼き切れてしまいます。
*私は抵抗を忘れて,いくつものLEDを焼き切ってしまいました。


電流制限(保護)抵抗

図のように直列に抵抗を入れます。これで電流が流れすぎてLEDが切れてしまわないようにします。
ブロックの配置図を見てください。LEDのブロックに抵抗が付いているように描かれています。良く見てしっかりと抵抗を入れます。回路図を描く時や,他の回路を作るときには見落とさないように気を付けます。
抵抗が小さいほど明るくLEDが点灯します。抵抗が大きすぎると暗くて見えません。抵抗が少ないほど明るくなるのですがその分壊れやすくなります。寿命が短くなります。
回路とスイ ッチ


電池(電源)の「(+)極から導線や部品を通って(-)極につながっている道筋」を回路と言います。左の回路図ではスイッチが閉じています。閉じているということはつながっているので,電流は流れることができます。右の図ではスイッチが開いていますので,電流は流れることができません。電気の通り道がつながっていないので回路と呼べない様ですが,スイッチも一つの部品と考えると「(+)極から導線や部品を通って(-)極につながっている道筋」になるので,回路と言えます。
スイッチは回路に電流が流れるようにしたり流れないようにします。スイッチを門のように考えると,閉じると電流が流れます。スイッチが開くと電流は途切れます。
このようにスイッチは開閉することにより回路も開閉します。昔(日本語で) はスイッチのことを開閉器と言いました。
今でも使う人もいます。
まとめ
①電池の(+)極から(-)極に進む道筋を回路と言う。
②電流は電池の(+)極から(-)極に回路に沿って流れる。
③LEDには電流が流れ過ぎないように保護抵抗を入れる。
*20mAでLEDは壊れる
miniの実験02 LEDの特性
LEDにはどのような性 質があるのだろうか・
電池の(+)と(ー)に正しい方向にLEDをつなぐと光ると思います。
LEDは保護抵抗(電流制限抵抗)が無いと電流が流れすぎて焼き切れてしまう性質も有りますが,その他にも性質が有ります。

①と同じ回路を作ります。そのままでも良いのですが,気分を変えて赤いLEDにしてみます。
スイッチは切っておきます。

LEDを点灯させる電圧VF
ブロックの横に単4電池を2本建てに並べます。ティッシュを折りたたむと丁度電池をホールドできる大きさになります。

2本の電池で3V,1本で1.5V(充電できる電池は1.2V)です。
1っ本の電圧ではLEDは点灯させられません。

2本の電池で3VならばLEDは点灯します。スイッチが切れていてmini内部の電源は使っていないことがわかります。LEDを点灯させることができる最低限の電圧を順方向電圧VFというそうです。

ゼムクリップを少し変形してばねにすると単3電池が使えます。単3電池は大きいので窮屈に回路を作ります。
LEDの極性

LED点灯の電気の通り道(回路)を作ってLEDを逆にします。スイッチを入れてもLEDは点灯しません。
豆電球はどちらの方向でも電流が流れれば点灯します。LEDは入り口と出口がはっきりしていて電気を逆に流す事はしません。
LEDの(+)極側をアノード(-)極側をカソードと言います。
まとめ
①LEDを点灯させるための最低電圧が有る。VF(Voltage of Forward bias)
②LEDはアノードからカソードにだけ電流が流れる。極性が有る
mini実験03LED直列
2つのLEDの直列接続

LEDを点灯する回路の途中にもう一つのLEDを付け加えてみましょう。
スイッチを入れると両方のLEDが点灯しますが,単独で点灯させるより暗くなります。抵抗が増えるので当然と言えますが,2つのLEDが電圧を分けているせいだということです。
直列接続の光り方




LEDの明るさを比べてみます。上の左が直列で点灯した写真です。右は消灯時,下はそれぞれ単独で点灯した写真です。明るさの違いがはっきりわかります。
電圧を分ける

電池の電圧を2つのLEDがわけるようになります。
2つのLEDの直列接続B

拡張キット「光実験60」を持っていれば緑のLEDを図のように回路の中に入れます。

「光実験」のLEDは抵抗が入っていませんので電流は減らないはずです。しかし,光り方は少し暗くなるので,電圧を分け合っているようだと感じます。
持っていないブロックを使う
「光実験60」を持っていない場合はLEDを用意してください。

